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代表者のブログ

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主婦の店「さいち」に思う 0

昨日、今日と仙台にいました。今は本州最北端、下北に向かい移動中です。 昨日は仙台の奥座敷「秋保温泉」に泊まりました。40分とは言えわざわざ秋保まで足を延ばしたのは「主婦の店さいち」が目当てでした。

「さいち」は全国に名前のとどろく有名店です。売り場は100坪あまりでしょうか、普通に考えれば大型店が秋保近くまで出店している昨今ではつぶれていいような店ですが、それが大繁盛店なのです。 「さいち」については同社の社長の佐藤啓二さんが書かれた「売れ続ける理由・・一回のお客を一生の顧客にする非常識な経営法」を読んで見てください。 以前、読ませてもらいましたが、タイトルにあるような非常識な経営法でなく、極めて常識的な経営である、と思いました。

この店の一番商品は何と言ってお「おはぎ」です。それと惣菜の売り場に人気があります。 「さいち」で考えたこと、感じたことの一番は「一芸を磨く」という事の大切さです。おはぎと惣菜でこのお店は勝負しています。そして圧倒的なお客の支持を受けています。 またその前提になる1店舗経営の強みです。経営というと売り上げを上げる、効率を上げる、多店化して規模を拡大する、といったことが、当たり前なんですけど、そういった事が必ずしも「良い経営」とは限らない、という事をこの店では考えさせられます。この不況下に拡大志向、出店志向のみの企業には「さいち」で反省してもらいたいものです。

ここでは、経営は力相応にお客様に喜んでいただく、これが一番大事なことで、喜んでいただける自分の強みや長所だけを磨き上げれば良いのだ、という事を改めて考えさせられました。 おはぎは全国からの集客商品のようで、今朝は9時開店の5分後に行ったのですが、すでに店前の駐車場は満車、月曜ですが二人の駐車場整理員が店前で交通整理、店内レジは大混雑でした。皆さん、おはぎが目当てです。 私も今日渡せる範囲(賞味期限が当日限り)のお土産を買いました。

もう一つ良かったことが今朝ありました。 泊まった旅館が「岩沼屋」さんという老舗旅館だったんですが、ここのサービスに感心しました。 以前泊まった「佐勘」という秋保では高級な部類の旅館に泊るつもりでしたが、1人で泊まると高くつくので、1人で泊めてもらえる旅館を探して、岩沼屋さんにお世話になりました。 良かったというのはこういう事です。 私の部屋に浴衣が入っていなかったのです。 たまたまジャージを持っていたので、浴衣を着ずに過ごしました。 そんなことはないでしょうが、「持って帰った」と思われても困るので、朝、電話で浴衣がなかったことだけフロントに連絡しておきました。 男性に「不便なかったので、今から持ってくる必要はない」と言いましたが、チェックアウトの際、実に丁寧に若い女性のフロント係から謝罪の言葉を受けました。 また出口を出る際の見送りの女性(幹部みたいな人でした)からも、謝罪と時間があるならコーヒーを飲んでいってほしい、という申し出を受けました。

さいちのオープンで急いでいましたので、丁重にお断りしましたが、私が感心したのはたかが浴衣が入っていなかった、またお客は怒ってもいない、のにフロント全員がその情報を共有している様子で、私と接した従業員の人が丁寧な謝罪をしてくれたことです。 よくある話ですが、クレーム客をリピーターにする、というサンプルのような体験をしました。もし次回も秋保に泊まるなら「岩沼屋」にしようと思いましたので・・・。 下北でも面白いことあれば書きます。

主婦の店さいち

主婦の店さいち