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代表者のブログ

最近思った事、気がついた事

創造性とはなにか 0

前回の記事はフェイスブックにも転載しましたが、そこに友人がコメントをくれました。 彼女は「「経営とは詰まるところ“創造性”…今まではそう考えてはいけないんだと思っていました。飛び出さず抜きん出ず維持存続というのが正しい会社のあり方というか。・・・とても窮屈でしたが(笑)」と書いてきました。 コメントを返そうと思いましたが、皆さんにも共有する為にフェイスブックと合わせてここでも追記します。 創造性とは何かという事です。

一般に創造性とは何かを創造する、例えば芸術家のようなイメージ、また企業、事業を立ち上げる起業家のようなイメージを持ちますが、それは結果的な創造です。 しかし一つの事業を立ち上げ、成功まで導き、更にそれを維持発展していくためにはいくつもの要素が必要です。 そしてその要素の多く、もしくは重要な要素は「運」によってもたらされる、と言っていいでしょう。 成功とは結局「運」なのです。 だから前回の記事でも幸之助さんは3つの成功要素を上げて、①やろうとする事業が伸びている業種であること、②運がある事、③経営の才能=使命感があること、と「運」を3要素に入れられているのです。幸之助さんなら努力をいれそうなものですが、そうではなくて運なのです。

努力が不要とは言いません。ただ使命感があれば人間は当然努力するものです。また努力は成功のカギかと言うとそうではありません。楽々成功する人もいますからね。 セレンディピティーと言う言葉があります。知りたい人はネットで調べてほしいのですが、一種の幸運を引き寄せる能力を言います。 この言葉を初めて知ったのは、ブラジルのセムコ社の経営者のリカルド・セムラーの著作でです。セムラーは私が最も尊敬する経営者の一人で、彼ほど革新的な経営者はいないと思います。興味あれば以下を読んでみて下さい。

これからの企業がどうあるべきかの処方箋がここにあります。ちなみにセムラーの理想は「月曜の朝が待ち遠しい会社」です。 そういえばラスベガスのシーザースパレスのわきに「セレンディピティー」と言うレストランがありました。再来週ラスベガスに行くので、寄ってみましょう。運が付くかもしれません。 話が横道にそれましたが、セレンディピティーもユングの言うシンクロニシティーも同じような概念です。皆さんも思いもしなかった偶然の不思議に何度も出会っているでしょう。そういった偶然は何故起こるのでしょう。

結論的に言うならそれらは意識の創造によってもたらされるます。 既に物理学は「すべての現象は意識の存在を抜きにしては考えられない」という事を証明しています。そのあたりを勉強したい人は以下を読んでみて下さい。 意識の創造性と言いますが、これは実はおかしな言葉なのです。 意識というのは創造を営みにしている存在です。その意味で意識は創造そのものなのです。高い意識は高い現実を創造し、低い意識は低い現実を創造する、と言えば良いでしょうか。 それを理解するのは以前このブログに書いた以下の記事が参考になります。

 ブログ記事

ここで言いたかったことは、あり方が状況に反映される、という事です。状況を変えたければ先ず貴方自身の在り方を変えましょう、という事です。 そして、在り方をもう少し具体的に言えば「意識の在り方」と言えます。 意識の在り方をもう少し物理学的に説明すれば意識には波動が高い意識と低い意識があるという事です。波動が高い(周波数が高い)意識と言うのは使命感と情熱によって加速した、ワクワクした意識です。低い意識とは絶望、不安、迷い、無気力状態にある意識です。 だからたびたび引用しますが、以下のブログに書いた「ワクワクを追いかける」という事が大事だという事になるのです。

ブログ記事2

要は意識の高低、意識の周波数に相応しい現実が引き寄せられるのです。 こういうと「引き寄せの法則」「ザ・シークレット」などと同じ論調になりますが、これらには若干違和感があります。 引き寄せるというよりそういった現実を選択する、と言うほうが良いでしょう。 実際私たちは瞬間瞬間無数の現実の中から自分の周波数に相応しいチャネルを選び出してそれを体験しているというのが宇宙の実像のようです。量子力学や物理学がその観点が正しいことを証明しつつあります。 以下の映像はそのことを理解する一助になるでしょう。

バシャール動画

ここでは「創造の4つの法則」を上げています。 一つ目の法則 「自分は存在する」 二つ目の法則 「一つもののはすべてであり、すべてのものは一つである」 三つ目の法則 「与えるものは受け取るものである」 四つ目の法則 「変化だけが変わらないものである」(ただし上の3つの法則は除く) 創造にはこの4つの原則しかありません。お分かりになりますか? ここで我々に有益なのは2番目と3番目です。 2番目であるが故に3番目があるのです。 結局一つの意識しか宇宙にはありません。すべての意識は根源で一つに繋がっています。その片鱗をユングは普遍的無意識とか集合的無意識と呼んで表現しました。 一つの意識が無数の意識と其々の現実を作り上げているのが宇宙の実相です。

よく人間を神さまの分霊(わけみたま)、分身であるとするのはそういう意味です。 だから本質において私は貴方であり、貴方は私なのです。 私が貴方に与えたものは、私が私に与えたものです。だから私が受け取るのです。 た だこの3次元世界には空間と時間があります。(本当はそういうものはありません。3次元的現実の中でのみ存在します。時間や空間が3次元的幻想である事も量子力学は証明しつつあります)。 だから私が与えたものは確かに私が受け取るのですが、この世では一定の時間がかかります。すぐ受け取りません。 またつい私たちは「この人に上げたのだから、この人から見返りがくる」と思うのですが、それもそうはいきません。

すべては自分の分身ですから、どこから見返りがやってくるか判りません。しかし受け取るです。 時空を超えて我々が世界に押し出したものは必ず自分が受け取ります。 ついでにいうと2012年という年はその実現の速度が加速度的に早まる分岐点になります。だからドンドン創造性が高まる、いわば思いの実現速度は加速していきます。 話がまた脱線しましたので、元に戻します。 運に関してです。与えるものが受け取るものですから、良い運が欲しければ、人のためになる事をすればいいのです。

幸之助さんは自身の事業を聖なる事業=世のため人の為、人類を幸せにするための事業、であると位置づけ、それを最も重要な意思決定の基準としたのです。そのことが松下幸之助をして日本一の経営者たらしめたのです。 前に西田文朗さんの「他喜力」を紹介しました。 この本のサブタイトルには「他人を喜ばせると幸運が押し寄せる」とあります。 先ずは身の回りの家族、友人、更に多くの人を喜ばせるとますます幸運が大きくなります。西田さんは運の種類として「ツキ」「強運」「天運」の3つを上げています。 最上を天運として、天運を得るにはとにかく他人を喜ばせる、他人を幸せにする事が大切だと力説されています。このことは全く正しいです。

なぜ、そうなるかは私の上記の説明で判りますね。 量子力学とか、すべては一つの意識であるとか、ちょっと難しかったかもしれませんが、結論は簡単です。 今ちょうど再来週のアメリカ研修の現地で講話するコンテンツを作っているのですが、そこで解説しようと思っている優良企業の事例も全部同じです。 即ち「他者への奉仕、サービスを生き方にするとき人生も経営もうまくいく」という事です。そう言う考え方が自然と身についている企業や人は成功するようになっているのです。 この話、お役にたてば幸いです。