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代表者のブログ

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放射能問題は深刻 0

さて今日のニュースではドイツ国債も札割れ、欧州総崩れです。 昨日はアメリカが再び債務削減問題で国論を二分したおおモメ状態。中国はバブル崩壊中。 いよいよ本格的崩落が始まったかという感じですが、今日はその事でなくて原発問題に関して今日読んだ本の事を書きましょう。

武田邦彦さんの「2015 放射能クライシス」です。 今日読んだと言っても例の如く飛ばし読みで、移動中の電車で30分(笑)で読みました。 武田さんは最近良くテレビに出演されていますが、初めて武田さんの本を読んだのは日本リテイリングセンターの渥美俊一先生に薦められてでした。 渥美先生は武田さんの環境問題に対する見解を高く評価して、推薦図書に挙げられていました。5年ほど前の事です。 それで読んでみた武田さんの環境問題の知見は大変ユニークで感心しました。 例えば「地球は温暖化などしていない」「よしんば温暖化しているにせよ、その原因は二酸化炭素でない」と言う事が武田さんの主張の中核で、世の大半の人が信じている事の正反対の見解を理絽騒然と科学的に述べられていました。そして、すっかり納得させられました。 よって私も地球温暖化はインチキであると思っています。

地球が温暖化していると都合の良い人たちが温暖化をでっち上げたのですが、殆ど人は信じられないでしょうね。そんな人も武田さんの本をしっかり読めば少なくとも温暖化説に疑問を持つはずです。 さて今回の「放射能クライシス」ですが、2015年~福島を中心に甲状腺がんの子供さんが急増し、今回の原発事故の深刻な影響がハッキリ目に見えるようになる、という近未来を予測した、警告の書です。

今回の事故は本当に未曾有のものであった事が理解できる著作でもあります。 だいたい事故直後、枝野(当時の官房長官)が「レントゲン程度の被ばくだから、心配ない」という話をテレビで連発していましたが、2004年の読売新聞に載った「オックスフォード大学の調査でわかった、日本のがん死者、年間32万人の内3.2%の約1万人は人間ドックや健康診断で被ばくする放射線が原因でガン死している」というニュースの事を知らないのでしょうね。

更に慶応大学の放射線治療の権威である近藤誠先生が「2004年に3.2%だった放射線によるがん死はCTスキャンの普及でおそらく現在は10%にも達している」発現されている事など知らないし、知っていても無視するのでしょうね。 レントゲンなどの放射性被ばくの害は実際のところ恐ろしいのです。 それを比較の対象にしてこの程度だから問題がない、というのは無知の故でしょうが、あまりにも無責任です。

この間郡山に出張に行きましたが、空間放射線量は東京の3倍ほどはありました。 今、福島と周辺(東京も含めてです)で起こっている事は危険な事で、しかもそれが現在進行形なのだ、という事実を我々に突きつけているのがこの武田さんの新刊です。 関東以北在住の人、特に子供さんがいらっしゃる人は読んだ方が良いです。 http://www.amazon.co.jp/2015%E5%B9%B4%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%B7%E3%82%B9-%E6%AD%A6%E7%94%B0-%E9%82%A6%E5%BD%A6/dp/4093882061