「稚気愛すべし、やんちゃの薦め」 明けましておめでとうございます。
色々書きたいことがありましたが、年末に積み残しの仕事が立て込んで書けませんでした。 さて改めて何か書こうと思っていたら、上の言葉が浮かびました。 というのも良く紹介するチャンネル桜の年末特番を昨日、今日と聴いていて、そんなことを思ったからです。
以前、頭より、胸、胸より胎(はら)が大事だという人物論を書きました。 頭は良いに越したことないけれど、大事なのはハート(思いやり)やガッツ(英語のガッツの文字どおりの意味は腸で、勇気は胎にあります)だ、という話です。 特に大事なのは下の方で、「胎」が一番大事なのですね。 だから子供を躾、教育するときは胎を作ることが大事なのです。
そのことをもう少しわかりやすく言うと、勇気のある子、正義感の強い子に育てることが何より大事だと思います。ついで、弱者の側に立てる「優しい子供」に育てる事です。 これは子供だけでなく、大人にとっても大事なことです。 いつも言うように、小さな損得計算ばかりで人生を生きると、結局自分の望んだ人生を生きることはできないようです。 勿論、損得計算はあって良いのですが、大事な決断は損得よりも、他者への「思いやり」や、それが正しい事かどうかという「正義感」に基づいて行う方が長い目で見たら、絶対に良いからです。
最近そういう事を考えることが多いのですが、チャンネル桜の特番の中野剛志さんの発言を聞いて、「稚気愛すべし」という言葉が頭に浮かびました。 要は「男の子だなー」という事です。 男の子に求められる美質は「優しさ」と「勇気」「正義感」といったものでしょうか。 中野さんの発言にそのようなものが垣間見れたのです。
但し、大人から見ると「子供っぽいなー」という見方もできるんですが、そのやんちゃな中野さんの発言を包み込む日下公人先生の発言がまた見事なものなんです。 そういえば日下先生も、西部邁先生も稚気溢れる方のように思います。 男のかわいらしさは「稚気」にあり、それは優しさと勇気で、損得抜きで、ガキ大将に挑んでいくような一見無謀な勇足にあるように思います。 そのような稚気を天も愛するんでしょう。 だから長い目で見たら天運を得ることができます。 天運については、次の機会に書きます。 チャンネル桜の特番は年明け早々勉強になりました。