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2012年はどういう年か? 0

船井幸雄さんがだいぶ以前に地の理、天の理、という事をおっしゃいました。

船井先生の言われたのは20世紀~2010年ごろまでは地の理がこの世の支配原理で、2010ごろから先は天の理が支配原理になる、という事でした。そしてこの二つを比較すると以下のようになります。

(地の理) (天の理)

複雑     単純

差別     公平

管理束縛   自由

秘密     公開

競争     共生

利己主義  利他主義

損得     正邪

目先     ビジョン

(波動)

 粗い・重い  細かい・軽い

(思いの実現)

 遅い              早い

この比較は船井先生が言われたものに私が思うものを付け加えたものです。 今日これを書くのは先週、東北のある会社で講演をして、その時に新年なので「今年はどういう年か」という話をした中でこれに触れたからです。

2012年というのは有名なマヤ歴での世界の終焉の年。マヤ歴には2012年以降がなく、この世の終わりとされています。それでノストラダムスの予言のように、今年を指した終末論が盛んに喧伝されてきました。 勿論、今年で世界が終るという事はありえない話ですが、今年が時代の転換点、いわば分水嶺になるのは間違いがないようです。

資本主義が制度疲労を起こし、いよいよ崩壊のプロセスにあるのもその一環でしょう。 要は今年を境に世の中は変わる、という事だと思います。 それではどのように変わるのかが、上の比較なのですが、一番私が言いたいのは一番下の「思いの実現が早くなる」という事です。この事を講演では、水の中では自由に動けない様に、2012年以前のこの地球世界は丁度水の中で潜水服を着て歩いているような状態だった、と説明しました。

陸に上がって自由に動き回れるようになっていくのがこれからの時代です。 その背景にはこの世界の波動が細かく、高くなって来ていることがありますが、勿論この事は物理的な動作の事を言っているのではありません。 下に書いてある様に思いや思考の実現速度のことを言っています。

2012年以前(大きくは20世紀と言っても良いですが)は思いや思考の実現には時間がかかり、その実現には色々制約がありました。しかしこれからは思いや思考の実現がドンドン早くなってきます。 こういうと「素晴らしいじゃないか」という人がいるかもしれませんが、これが案外大変なのです。 素晴らしいのは日頃、日常の思いが「良い思いや、良い思考で満たされている」人です。日常の思いや思考がその人の信念ですから、信念が素早く実現します。

逆に日頃、自分さえ良ければよいという利己的な信念を持っている人は、他人に何らかの犠牲を強いていることが多いですから、結果として他人に強いた犠牲の方を素早く引き受けることになります。 以前に「与えるものが受け取るものである」という宇宙の原理について書きましたがが、これは「思い、思考という形で自分が発したものが自分に帰ってくる」という事でもあります。

そして「自分さえ良ければよい」という利己的な思いは、結果としてその思いが他人に強いた犠牲の方を受け取ることになります。 だから四六時中良い思いでいることが、これからは益々大事になってきます。 それでは具体的に「良い思い」とは何かという事ですが、一言でいうとそれは「思いやり」と「感謝」です。この2つがこれからの時代を「幸せに生きていく」のに最も大事な日常の思いです。

そしてビジネスにおいても同様に「思いやりと感謝」が経営の基盤にしっかりおかれてあることが大切になってきます。その意味でまず経営理念、経営方針にしっかりと「思いやりと感謝」を織り込むことです。そして日常の経営行動、特に現場、顧客接点に行動原理としてしっかりこれを位置づける事です。 そういった事に気づかず、相変わらず目先の売り上げを追い、形ばかりのマネージメントにのみ熱心な企業はこれからはドンドン衰退していくでしょう。 その分水嶺が今年なんだ、というのが私の意見です。 さて、皆さんの日常の思いはどうでしょう?